多肉植物の育て方

「韓国苗、根っこがないけど大丈夫!?」失敗しない発根&植え付けガイド

最近、多肉植物の中でも特に人気が高い韓国苗。繊細な色合いや美しいフォルムが魅力ですが、購入してみると「根っこがない!」と驚いたことはありませんか?

実は、韓国苗は基本的に根のない「カット苗」として輸入されるため、すぐに植えて育てることはできません。今回は、韓国苗が根を出すまでの正しい育て方を解説します!


なぜ韓国苗は根がないの?

韓国苗が根なしで販売される理由は、主に以下の3つです。

  1. 検疫のため
    • 海外から輸入される植物は、土や病害虫を国内に持ち込まないようにするため、根をカットして輸入されるのが一般的。
  2. 根をリフレッシュさせるため
    • 古い根をつけたままだと、輸送中に傷んだり、根腐れの原因になったりするため、あえて根を除去。
  3. カット苗としての販売
    • 多肉植物は茎や葉から発根する力が強いため、根を切った状態でも販売可能

つまり、韓国苗は根なしが通常仕様!
問題なく育てられるので、正しい方法で発根を促しましょう。


韓国苗を買ったらまずやるべきこと

① 届いたらすぐに土に植えない!まずは乾燥させる

輸送中に湿気がこもると、株が蒸れてカビが生える可能性があります。

  • 風通しの良い日陰に1〜3日置く(直射日光NG)
  • カット面が乾いているかチェック(湿っていたらさらに乾燥)

② 発根を促す!「水苔orバーミキュライト」管理が効果的

韓国苗はしっかり発根させてから土に植えるのがベスト。
以下のどちらかの方法で管理しましょう。

🌱 水苔を使う方法(おすすめ!)

  1. 乾燥した水苔を軽く湿らせる(びしょびしょにしない!)
  2. 小皿やトレーに水苔を敷く
  3. 韓国苗をそっと乗せる(埋め込まない)
  4. 風通しの良い明るい日陰で管理(1〜2週間)

💡 水苔管理のポイント

  • 乾燥しすぎないよう、2〜3日に1回霧吹きで湿らせる
  • 直接水苔に埋めない(蒸れ防止)
  • 根が出るまで1〜2週間かかるので焦らず待つ

🌱 バーミキュライトを使う方法

  1. バーミキュライトを小鉢に入れる
  2. 軽く湿らせて、韓国苗を置く(少し埋めてもOK)
  3. 明るい日陰で管理し、発根を待つ

💡 バーミキュライト管理のポイント

  • 過湿に注意しながら、週に1〜2回軽く霧吹き
  • 直接日光に当てない(葉焼け注意)

③ 根が出たら、いよいよ植え付け!

発根したら、いよいよ土に植え替えます。

✔ 土の準備

韓国苗はデリケートなので、水はけの良い土を使うのがポイント!

🔹 おすすめの土ブレンド

  • 多肉植物用培養土(市販のものでもOK)
  • 赤玉土(小粒)+鹿沼土+ピートモス(自作する場合)

💡 根を傷めないよう、植えた直後の水やりはNG!
植え付けてから1週間ほどは水を与えずに管理し、根が土に馴染むのを待つ。


④ 植え付け後の管理方法

韓国苗は日本の気候に慣れていないため、徐々に環境に慣らすことが大切です。

🔸 水やり

  • 最初の水やりは植え付けから1週間後に軽く与える
  • その後根の成長に合わせて水の量を増やしていき、しっかりと根が張ったら土が完全に乾いてからたっぷり(メリハリが大事!)

🔸 置き場所

  • 最初の1〜2週間は明るい日陰で管理
  • その後、徐々に日当たりの良い場所へ移動
  • 夏場は蒸れやすいので、風通しの良い場所を選ぶ

🔸 肥料

  • 根が安定したら、春・秋に薄めの液肥を2〜3週間に1回程度与える

まとめ|韓国苗は焦らず発根管理がカギ!

韓国苗が根なしで届いても、正しく管理すればしっかり発根し、元気に育ちます!

届いたら乾燥(1〜3日)
水苔orバーミキュライトで発根管理(1〜2週間)
発根したら水はけの良い土に植える
植えた後は1週間水やりを控える
徐々に環境に慣らしていく

このステップを守れば、韓国苗も安心して育てられますよ!
「むらさき園」では、韓国苗の管理についても相談を受け付けています。
不安な方は店頭でお気軽にご相談下さいね!

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