
エケベリアには数多くの品種がありますが、中でも「エケベリア マクドガリー(紅稚児)」は特に可愛らしい発色と独特な成長姿が魅力の品種です。この記事では、エケベリア マクドガリーの特徴や育て方、そして人気の理由を詳しく解説します。
1. エケベリア マクドガリー(紅稚児)とは?

エケベリア マクドガリー(Echeveria macdougallii)は、エケベリア属の多肉植物で、流通名として「紅稚児(べにちご)」とも呼ばれます。
しかし、「紅稚児」という名前はクラッスラ属のプベスケンス・ラディカンス(Crassula pubescens ssp. radicans)にも使われているため、混同しやすい品種でもあります。また、グラプトペタルム属にも「マクドガリー」という品種が存在しますが、こちらとも別物です。
エケベリア マクドガリーは、種から育てることが可能で、その中から特に発色の美しい個体を選んで増やす楽しみもあります。成長すると木立ちし、まるで小さなヤシの木のようなフォルムになるため、寄せ植えや鉢植えのアクセントとしても使ってみたいですね
2. エケベリア マクドガリーの魅力
■ かわいい紅葉と個性的な姿
エケベリア マクドガリーは、季節によって美しい紅葉を見せる品種です。特に秋冬になると、葉が鮮やかな赤やピンクに染まり、他の多肉植物と組み合わせてもよく映えます。
また、木立ちするタイプのエケベリアとしても人気があり、成長すると茎が伸びて高さが出るため、まるでヤシの木のような姿になることも。愛好家の間では「木立ちエケベリア」として注目されており、通常のロゼット型とは異なる魅力を楽しめます。
■ 種まきから育てられる
エケベリア マクドガリーは種から育てることができる品種で、発芽後に個体差が出やすいのも特徴のひとつ。中でも特に発色が美しく、成長が良いものを選び、増やしていくことで、自分だけの特別な紅稚児を作ることができます。
3. エケベリア マクドガリーの育て方
エケベリア マクドガリーは丈夫で育てやすい品種ですが、より美しく育てるためのポイントを押さえておきましょう。
■ 置き場所
- 日当たりが良い場所を好むため、屋外の日向や、室内なら明るい窓辺に置きましょう。
- 日照不足になると、徒長して間延びしてしまうため注意が必要です。
■ 水やり
- 春秋は成長期のため、土が乾いたらたっぷり水を与えます。
- 夏と冬は休眠期になるため、水やりは控えめにして、乾燥気味に管理しましょう。
■ 土と鉢
- 水はけの良い多肉植物用の培養土を使うのがおすすめ。
- 通気性の良い素焼き鉢を使うと、根腐れを防ぎやすくなります。
■ 増やし方
- 種まき:春や秋に種をまき、発芽した後は成長の良いものを選んで育てます。
- 挿し木(葉挿し・茎挿し):木立ちした茎をカットして挿し木にすると、比較的簡単に増やせます。
4. エケベリア マクドガリーで作る「どんぶり寄せ植え」
エケベリア マクドガリーを増やしていくと、いつか「どんぶり寄せ植え」が作れるほどのボリューム感が出てきます。特に木立ちした姿が群生すると、個性的でかわいい寄せ植えになります。
どんぶり寄せ植えを作るコツ:
- 木立ちした紅稚児をメインに植え、周りにロゼット型のエケベリアを配置する
- セダムなどのグランドカバー系を加えて、ボリューム感を出す
- 全て紅稚児で埋め尽くす
- 鉢は浅めのものを選ぶと、バランス良く仕上がる
成長とともにフォルムが変化する楽しみもあり、自分だけの「紅稚児どんぶり」を作るのも楽しいですよ。
5. まとめ:エケベリア マクドガリーを育ててみよう!
エケベリア マクドガリー(紅稚児)は、かわいい紅葉と個性的な木立ち姿が楽しめる多肉植物です。
原種でもある故に種から育てて、お気に入りの発色のものを増やしていく楽しさや、ヤシの木のようなフォルムで寄せ植えの主役になる点など、魅力がたくさんあります。
ぜひたくさん増やして育てて、いつか「紅稚児どんぶり」が作れるほどに増やしてみてくださいね!