
多肉植物は日光を好みますが、成長期や季節の変わり目には適切な遮光や換気が必要です。特に3月以降は気温が上がり、日差しも強くなるため、小さな苗や環境に合わせた管理が大切です。この記事では、春から夏にかけての遮光と換気のポイントを詳しく解説します。
3月の遮光:小さな苗は特に注意!
春先の3月は、冬の寒さが和らぎ、多肉植物の成長が活発になり始める時期です。しかし、日差しが急に強くなることもあるため、小さな苗には遮光が必要です。
- 小さな苗ほど遮光を意識する
小さな苗はまだ葉が未成熟で、強い日差しに耐える力が弱いため、適度な遮光が重要です。
例:30~50%の遮光ネットを利用すると良いでしょう。 - 日光に慣れさせることも大切
遮光をしすぎると徒長しやすくなるため、徐々に日光に慣らしていくことがポイントです。
例:午前中は直射日光に当て、午後は遮光するなどの工夫をすると◎
ビニール棚を使用している場合の日中換気
ビニールで覆った棚や温室は、春になると日中の温度が急上昇しやすくなります。適切な換気をしないと、高温で蒸れてしまい、多肉植物が傷んだり病気になったりするリスクがあります。
- 日中の換気は必須
3月以降は日差しが強くなるため、日中は換気をしっかり行い、温度が上がりすぎないようにしましょう。
例:午前10時頃から換気を開始し、午後3時頃まで開放する。 - 換気の目安
・気温が20℃を超える日は、換気を長めに行う。
・湿度が高い日は、風通しを良くするために入口や側面も開ける。
・天気が良すぎる日は、一部のビニールを開けたままにしておくのも効果的。
夏の遮光:50~70%が適切
夏場は強い直射日光が当たると、多肉植物が日焼けしやすくなります。そのため、適切な遮光を行いましょう。
- 遮光率の目安
・小さな苗や弱い品種 → 70%程度の遮光
・ある程度成長した苗 → 50~60%の遮光
・日光に強い品種 → 50%程度の遮光 - 日照時間が多いほど遮光率を高く
一日のうちで長時間直射日光が当たる場所では、遮光率を高くするのがポイントです。
例:午前中だけ日が当たる場所なら50%、一日中日が当たる場所なら70%。 - 適度な日光を確保することも重要
遮光しすぎると徒長しやすくなるため、適度に光を取り入れるように調整しましょう。
まとめ
- 3月の小さな苗には適度な遮光(30~50%)を!
- ビニール棚を使っている場合、日中の換気をしっかりと!
- 夏場は50~70%の遮光をし、日照時間に応じて調整!
- 小さな苗ほど遮光率を高め、日光が長時間当たる場所も遮光を強める!
多肉植物は環境の変化に敏感なので、遮光と換気を上手に調整しながら健康に育てていきましょう!