
エケベリア原種「ラウイ」の実生の世界へようこそ!
エケベリアの中でも特に人気の高い 「ラウイ」。美しい白粉をまとった葉と、ふんわりとしたフォルムが魅力の多肉植物です。本記事では、「実生」(種から育てた個体)ならではの 個性的な成長の違い を、たくさんの写真とともにご紹介します。
「ラウイ」はクローン増殖(葉挿しやカット苗)でも増やせますが、実生で育てると 葉の形・色合い・粉の乗り方が異なる ため、唯一無二の個体を楽しむことができます。エケベリアの実生の奥深さを、ぜひご覧ください!
エケベリア原種「ラウイ」とは?
「ラウイ」は、メキシコ原産のエケベリア原種のひとつ。特徴は以下の通りです。
- 葉が厚く、全体が白い粉(ブルーム)で覆われている
- 丸みを帯びた美しいロゼット
- 成長が比較的遅く、じっくり育つ
- 花はオレンジがかったピンク色で華やか
この白粉が剥がれやすいため、扱いには注意が必要ですが、その神秘的な美しさが多くの多肉植物愛好家を魅了しています。
実生のラウイはこんなに違う!個体ごとの魅力を写真で比較
1. 葉の形の違い
ラウイの実生苗を見ていると、葉の形にバリエーションがあることがわかります。

→ 葉が細めでやや尖った個体。シャープな印象があり、白粉のつき方も薄め。

→ 葉が丸く、ふっくらとした個体。ラウイの典型的なフォルムで、粉もしっかり乗る。
2. 白粉の付き方の違い
白粉の付き方も個体ごとに違います。

→ 白粉が厚く、全体が雪のように白い個体。葉の表面がよりマットな質感に。

→ 白粉が少なめで、葉の緑が透ける個体。やや透明感があり、ブルーグリーンの美しさが際立つ。
3. 色合いの違い
成長するにつれて葉色が変化することもあります。

→ ピンクがかった個体。寒暖差や光量の影響で紅葉しやすい。

→ 淡いブルーグレーの個体。葉数が少なく1枚の葉が大きい個体
ラウイの実生を成功させる育て方のポイント
エケベリア・ラウイの実生を健康に育てるためのコツをご紹介します。
① 種まきの適期
ラウイの発芽適温は 20〜25℃。春(3〜5月)または秋(9〜10月)が理想的です。
② 発芽に適した用土
水はけのよい 赤玉土小粒+バーミキュライト+ピートモス などのブレンドがおすすめ。無菌状態を保つため、焼成した土を使う と発芽率が上がります。
または簡単にホームセンターの種まきの土等も成績が良いです
③ 発芽後の管理
- 直射日光を避け、明るい日陰で管理
- 腰水で適度に湿度を保つ
- 発芽後2〜3週間で徐々に乾燥気味の環境に慣らす
④ 生育期の管理
- 光量を調整しながら日光に当てる(徒長を防ぐ)
- 風通しをよくして蒸れを防ぐ
- 水やりは控えめに、土が完全に乾いてから与える
まとめ|ラウイの実生は個性が光る!
エケベリア原種「ラウイ」の実生は、同じ親から生まれても顔が異なるのが魅力 です。葉の形、白粉のつき方、色合いなど、どの個体も個性的で、まるで一点もののアート作品のよう。
写真で比較すると、その違いがよく分かります。ラウイの実生、あなただけの特別な個体を育ててみませんか?
今後も、実生の成長記録や育て方のコツを発信していきますので、ぜひチェックしてください!